皆さん、こんにちは!
今回は、マンションの洋室で行った、窓際のカーペット部分張替え工事をご紹介します。
カーペットの汚れが気になり、張替えを行うことになりましたが、撤去してみると、その下に敷かれていたフェルトにもカビが発生していました。
調査の結果、壁の中の断熱材の施工状態による結露と、外壁からの雨水の浸入が原因であることが確認されました。
今回は、カビが発生した原因と、実際の工事の様子をあわせてご紹介します。

今回、カーペットの表面だけでなく、その下に敷かれていたフェルトにもカビが発生していました!
原因を確認したところ、
壁の中の断熱材の施工状態と、外壁からの雨水の浸入が関係していることがわかりました。
壁の中に施工されていた断熱材には、隙間が多く見られました。
断熱材は、室内外の熱の移動を抑え、室内の温度を保ちやすくするためのものです。
しかし、
断熱材が隙間だらけの状態で施工されていると、壁の一部で十分な断熱効果が得られず、温度差によって結露が発生する原因になります。
結露は、空気中の水蒸気が冷たい部分に触れることで水滴になる現象です。
壁の中で結露が発生すると、見えないところに水分がたまり、壁や床まわりが湿った状態になることがあります。
その水分がカビの発生につながり、今回のカーペットや下地のフェルトにも影響していました。
もうひとつの原因は、外壁からの雨水の浸入です。
建物の外壁タイル面に横殴りの雨が当たると、
タイルの目地に使われているモルタルに雨水が染み込み、タイルの裏側に水が回ることがあります。
さらに、その雨水が各階の床と壁の接点にある「打継部」に入り込むと、室内への漏水につながります。
打継部とは、コンクリートを一度に施工せず、時間を空けて施工した際にできる、つなぎ目の部分です。
このように、
外壁から浸入した雨水が床と壁の接点に入り込むことで、床まわりに水分が供給され、カビが発生する原因になります。

今回の現場では、壁の中の断熱材の施工状態による結露と、外壁からの雨水の浸入が確認されました。
カーペットの汚れやカビは、表面だけの問題とは限りません。
建物の内部や外壁の状態が関係している場合もあります。
まず、
窓際の汚れているカーペットを切り取り、撤去しました!
今回の施工範囲は、壁から約550mmの幅、長さ約2,220mmの部分です。
洋室全体を張り替えるのではなく、必要な部分に絞って施工を行いました。

カーペットを撤去すると、その下に敷かれていたフェルトにもカビが見られたため、こちらも撤去しています。
フェルトとは、カーペットの下に敷くクッション性のある材料です。
床の踏み心地を支える役割があり、カーペットを快適に使用するための部分です。
今回は、カーペットだけでなく、カビが見られたフェルトも新しいものに交換しました。
下地の準備ができたら、新しいフェルトを敷き込み、いよいよ新しいカーペットを施工します。
今回の工事では、汚れが見られた部分だけを張り替えるため、
新しいカーペットと既存のカーペットをきれいにつなぐことが重要です!
部分張替えでは、新しい材料を施工するだけでなく、既存部分とのつなぎ目を丁寧に仕上げることも大切です。
位置を合わせながら接着し、カーペット同士がキレイにつながるように施工を進めました。

カーペットの施工が終わったら、最後に壁際の仕上げを行います。
今回は、壁と床の境目にソフト巾木を施工しました。
巾木(はばき)とは、壁の下部に取り付ける部材です。
壁の下側を保護するとともに、壁と床の境目を整える役割があります。
カーペットの張替えだけでなく、壁際の仕上げまで行い、今回の工事は完了です。
汚れが見られた部分を中心に、
カーペットと下地のフェルトなどを新しくすることで、既存のカーペットを活かした部分張替えを行いました。

今回の工事では、マンションの洋室の窓際にあるカーペットを部分的に張り替えました。
(こちらの現場では壁の断熱も施工しましたが、それはまた別の機会にご紹介できれば^^)
カーペットを撤去したところ、その下のフェルトにもカビが発生しており、
壁の中の断熱材の施工状態による結露と、外壁からの雨水の浸入が原因として確認されました。
カーペットの汚れやカビは、表面の材料を交換するだけでは、根本的な解決につながらない場合があります。
原因が建物の内部や外壁にある場合は、その部分への対応も重要です。
「カーペットにカビが生えている」
「床や壁の一部が湿っている」
「雨が降ると室内に水が染み出す」
といった症状がある場合は、表面だけで判断せず、建物の状態も確認することが大切です。。
有限会社システック・シマでは、建物の状態に合わせて必要な工事をご提案しています。
住まいのお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。(*^^*)