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結露が酷くて部屋にカビが!「断熱・結露防止工事①現場調査から解体工事」~IN神奈川県

皆様こんにちは!
今回ご紹介するのは、弊社が専門としている「断熱・結露防止工事」の現場のご紹介です。
インターネットで検索をして、弊社のホームページを見つけていただき、ご依頼をいただきました。(有難い限りです!!!!ありがとうございます!!!!)

お客様のお話をお伺いすると、結露とカビが酷いのでお困りとのこと・・・。
これは弊社の得意としている工事ですので、早速現地調査にお伺いしました。
調査をしました建物はRC造(コンクリート造)3階建てマンションの1階。

こちらは結露・カビが酷いとお伺いしたお部屋の写真です。
ご覧になって頂きますとわかる通り、壁紙にじんわりと水の跡が見受けられます。
これは結露によって発生した水が乾いて染みになって跡が残ってしまっています。

こちらも、結露・カビが酷いとお伺いしたお部屋です。
見ていただけるとわかります通り、壁紙にはシミができてしまっており、床面のフローリングは結露水によって腐食し変色してしまっています。(解体時、フローリングはボロボロでした)
更に巾木はシートが一部浮いてきています。
これでは、いずれカビが発生し重大な健康被害をもたらしてしまいます。

現地調査の結果をお伝えし、ご要望をお伺いしましたうえで、御見積を作成。
工事の内容としましては、

・解体工事(壁・床)
・エアコンの脱着
・断熱工事及び下地造作工事
・フローリング貼り替え
・石膏ボード貼り
・クロス貼り

上記の内容となり、工事のご依頼をいただきました。
エアコンの脱着とクロス貼り以外の工事は、「責任をもって自社施工」で対応します。
さてさて、壁の中や床はどうなっているのか・・・。

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こちらの写真はエアコンの配管廻りを解体中の写真です。
断熱材はあったものの、エアコンの配管廻りや下地の周りに隙間が確認できます。
断熱工事の基本は「隙間なく覆う」ことですので、これでは外気の影響をうけ、結露が発生してしまいます。

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こちらは壁を解体している最中の写真です。
ご覧の通り、コンクリート躯体に釘が打ってあり、しかも錆ています。
「なんでこんなところに釘打ってあるの??!!!」
と、現場では驚きでいっぱいでした。接着剤と併用して両面テープが多量に使用されており、壁面のほとんどに錆びた釘が打ってあります。
恐らく、壁面の躯体の状態が悪く(凹凸が激しい)断熱材が壁に接着できなかったからかと予想されます。(悪手なのですが・・・。)
この方法で断熱材を接着してしまいますと、ビスの部分より「ヒートブリッジ現象(熱橋)」が起こり、
結露現象を引き起こしてしまいます。
「ヒートブリッジ現象」とは、建物の中で熱が外に逃げやすくなる部分のことを指します。
建物の壁や屋根などの断熱材が途切れている部分で、熱が集中して移動する現象ですが、たとえば、金属の柱や窓枠などは熱を通しやすいため、そこから室内の暖かい空気が外に逃げたり、外の冷たい空気が入り込んだりします。
つまり、壁面に多くの釘が「ヒートブリッジ現象」を引き起こし、室内の「結露現象」、「カビの発生」を引き起こしたと言えます。
また、断熱材は押出し発泡ポリスチレンが施工されています。
押出し発泡ポリスチレンはバリア機能がなく、容易に水蒸気を透過していきます。断熱材は水蒸気を透過することによって経年により断熱材の持つ性能が大幅に低下していきます。
今回のケースですと、RC造(コンクリート造)ということもあり、
なぜこんなに結露現象やカビの発生がするのだろう、と首をひねっていましたが、
解体工事をしてみると、「断熱材の性能不足」「断熱材の施工不良」といえます。


弊社では数多くの断熱・結露防止工事を行ってまいりましたが、多くの現場で、「断熱材の性能不足」「断熱材の施工不良」が多数見受けられました。今回のケースですと、「断熱材の施工不良」によることが大きな原因ですが、施工不良にしましても今回の場合はなかなかに酷いケースです。
これでは結露現象が発生し、カビが生えてしまうのも納得です・・・。

さて今回は長くなりましたので、続きはまた次回にご紹介します。
次回は解体後から完成までご紹介(*’ω’*)更新をしばしお待ちください!