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赤サビを黒サビへ変換|重量鉄骨造の施工事例②

皆様こんにちは。

今回は、重量鉄骨造建物の鉄部サビ補修施工事例をご紹介します。
(前回のシャッターボックスが①なので今回は②、まだまた続きます😀)

鉄骨造の建物は耐久性が高い一方で、
屋外に露出している鉄部はどうしてもサビが発生しやすい部分でもあります。

塗膜の劣化とともに腐食が進行するため、早めのメンテナンスが重要になります。

サビといえば、赤茶色の「赤サビ」を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

実はサビには「黒サビ」と呼ばれる状態もありますが、
一般的にはあまり知られていません。

街中でも意識して見る機会が少ないため、
黒い変色があっても
「ただ汚れているだけかな?」
と見過ごしてしまうこともあります。

今回は、赤サビが発生していた鉄骨部分を補修した施工事例とあわせて、

  • 黒サビ変換材を使った補修方法
  • 赤サビと黒サビの違い
  • 黒サビは放置しても良いのか

についても、わかりやすくご紹介します!


施工前の状態|赤サビが発生

今回の現場では、鉄骨部分に赤サビが確認されました。

赤サビは進行性のサビで、

  • 水分
  • 酸素
  • 塗膜劣化

などが原因で発生します。

放置すると腐食が進み、鉄部の強度低下や穴あきの原因になるため注意が必要です。


施工の流れ

  1. ケレン清掃(※浮きサビ除去)
  2. 清掃・脱脂
  3. 黒サビ変換材塗布
  4. 下塗り(錆止め)
  5. 上塗り塗装

※浮きサビが残った状態で塗装をすると、次のような不具合につながる可能性があります。

  • 塗装が早期に剥がれる(数年どころか数か月で塗装が剥げてしまうことも…)
  • 内部で腐食が進行する
  • 耐久年数が大きく低下する

せっかく塗装をしても、下地が不安定なままでは本来の性能を発揮できません。


黒サビ変換材を使用した補修

今回の施工では、赤サビが発生していた部分に黒サビ変換材を使用しました。
(腐食が鉄部の内部まで大きく進行していなかったため

黒サビ変換材とは、

赤サビを化学反応によって安定した黒サビに変える材料です。

サビを完全除去するのが難しい場合でも、

  • 腐食の進行抑制
  • 密着性向上
  • 防錆効果向上

が期待できます。

黒サビ変換材を使用した後

赤サビと黒サビの違い

サビには大きく分けて2種類あります。

●赤サビ

  • 赤茶色
  • もろく剥がれやすい
  • 腐食が進行する
  • 鉄を弱くする

いわゆる「悪いサビ」です。

●黒サビ

  • 黒色
  • 硬く密着している
  • 比較的安定している
  • 腐食の進行が遅い

「赤サビよりは良い状態」といえます。


黒サビなら安心?実は注意も必要です

「黒いサビならもう心配いらないのかな」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに黒サビは安定したサビですが、
黒サビだから安全とは限りません。

理由は主に3つあります。

  1. 内部で腐食が進んでいる可能性
  2. すでに塗膜が劣化しているサイン
  3. 浮きや膨れがある場合は進行していることがある

つまり、

黒サビは「比較的良い状態」ではあるもののメンテナンス不要という意味ではありません


重量鉄骨造はメンテナンスが重要

鉄骨造は非常に丈夫な構造ですが、
鉄である以上サビは避けられません。

特に

  • 屋外階段
  • 手すり
  • 鉄骨柱
  • シャッターボックス

などは劣化しやすい部分です。

早期対応を行うことで、

  • 修繕費を抑える
  • 建物寿命を延ばす
  • 安全性を維持する

ことにつながります。


まとめ

今回の施工では、赤サビが発生していた鉄骨部分に対して、
黒サビ変換材を使用した補修塗装を行いました。

黒サビは赤サビと比べると腐食の進行が緩やかで、比較的安定した状態とされています。
しかし、黒サビになっているからといって、メンテナンスが不要というわけではありません。

サビは一度発生すると、少しずつ内部で進行していく可能性があります。
特に鉄骨構造の場合、腐食が進むと強度低下につながる恐れもあるため、早めの対応がとても重要になります。

今回のように、腐食が大きく進行する前の段階で適切な処置を行うことで、
部材への負担を抑えながら、建物を長く安全に維持することにつながります。

鉄部のサビや塗装の剥がれは、初期段階では気付きにくいことも多いですが、
小さな変化のうちに対応することが、結果的に修繕費用の抑制にもつながります。

気になる症状がある場合は、放置せず早めに点検を行うことをおすすめします(^^)/