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雨漏りの基本知識!

「天井にシミが…」「サッシのまわりが濡れている…」そんな症状が出たら、それは雨漏りのサインかもしれません。
雨漏りは放置すると、家の構造材の腐食カビの発生につながり、修繕費用が高額になるケースも少なくありません。
この記事では、雨漏りの主な原因から放っておくとどうなるのか、そして早期発見のコツまで、専門業者の視点でわかりやすく解説していきます。

 

雨漏りが起きる主な原因とは?

雨漏りの原因は「屋根」だけではありません。
実際は、外壁や窓サッシ、ベランダ、天窓など、雨水の浸入口は多岐に渡ります。

●屋根の劣化
瓦やスレート(薄い板状の屋根材)のひび割れ、釘の緩み、棟板金(むねばんきん/屋根の頂上に被せる金属の山形の板)の浮きなど。
特に強風が伴う横殴りの雨や台風のあとに発生しやすい箇所です。

屋根立上り部からの浸水口
棟板金の釘の緩み

●外壁のひび割れ・シーリングの劣化
大きな地震で生じたひび割れ(クラック)に横殴りの雨が吹き付け、雨水が内部へ浸入し建物の構造材が腐る、錆びるなどの影響を及ぼす。
外壁材の隙間やサイディングの継ぎ目にあるシーリング(ゴムみたいな防水材)が劣化すると、そこから雨水が浸入します。

外壁の大きなひび割れ(クラック)
室内へしみ出す水

●ベランダ・バルコニー
床の防水層のひび割れや排水口の詰まりが原因。
床面と壁面の接合部分が正しく施工されていない、もしくは劣化して隙間がある状態だと、そこに横殴りの雨が吹き付けた際に、室内へ水がしみ出すことがあります。
内部に水が溜まり、下階の天井へ雨漏りするケースもあります。

ベランダ床面のひび割れ(クラック)
サッシ枠下部コーナーの隙間

●サッシまわり
窓枠上部の防水処理が不十分だと、外壁の内部(壁の中)へ水が回り込み、サッシ枠の角部から漏れ出すことがあります。

壁の中へ水が回り込みサッシから漏れ出ている
横殴りの雨が浸入する隙間部分

 

放っておくとどうなる?雨漏りの二次被害

雨漏りは見た目の問題だけでなく、建物の寿命を縮める大きなリスクを伴います。
 ●木材が腐食し、耐震性や低下
 ●断熱材が湿ってカビが発生
 ●シロアリ被害を誘発
 ●電気配線のショート・火災の危険性
特に天井裏や壁の内部で起きている雨漏りは、気づくのが遅れがちです。
「シミが出たときには被害は内部ですでに広がっていた」ということも少なくありません。

 

自分でできるチェックポイント

 ●天井や壁紙にシミがないか
 ●サッシまわりに水跡やカビがないか
 ●外壁のひび割れやシーリングの隙間がないか
 ●屋根の棟板金が浮いていないか
 (※屋根の上に上がるのは危険です、地上から見える範囲の確認でOK)

これらの症状が見られたら、早めに業者へ相談しましょう。
早期発見=修繕費の節約につながります。

 

雨漏りは「一か所直せば終わり」ではない

-雨漏りは“追いかけっこ”のようなものー
雨漏りは、目に見える場所だけを直しても完全に止まらないことがあります。
なぜなら、水は建物の内部を伝って流れるため、実際の浸入口と漏れている場所が異なるケースが多いのです。

たとえば、屋根から入った水が梁(はり/建物の横方向の骨組み)を伝ってサッシ上部から出てきたり、外壁から染み込んだ雨水が天井裏を経由して別の部屋に現れることもあります。
つまり、一か所を補修しても、別のルートから再発することも珍しくありません。
そのため、全体の防水状態を総合的にチェックし、根本原因を特定することが大切です。

 

雨漏りは「早期発見・早期対応」がカギ!

雨漏りは放っておくと、構造材や内装を痛めるだけでなく、家全体の価値を下げる原因になります。
小さなシミや湿気を感じたら、すぐに専門業者に相談しましょう。
早めの点検が、最小限の費用で家を守る一番の方法です。

ᓚᘏᗢ。───────────────𓂂𖠿𓈒𓏸

天井やサッシまわりのシミ、外壁のひび割れなど、どんな小さな異変でも雨漏りの前兆かもしれません。
放っておくと建物の寿命を縮める恐れがあります。
早めの点検で、大切なお住まいを長く守りましょう。

弊社には、建物構造や防水に精通した雨漏り診断士が在籍しており、原因を一つひとつ丁寧に追い、再発を防ぐ最適な修繕方法をご提案しています。

「これって雨漏りかな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
小さな不安が、大きな安心につながります。

今回はこのあたりで。他の記事もぜひご覧ください!(^^)/