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シールの劣化と打ち替え|重量鉄骨造の施工事例③

重量鉄骨造の建物では、外壁のつなぎ目や窓まわりに
シール(シーリング)と呼ばれる防水材が施工されています。

普段あまり意識されない部分ですが、建物を雨水から守る大切な役割があります!

今回の現場では、外壁塗装工事のため足場を組み立てました。

足場を設置して建物を確認したところ、
外壁のつなぎ目にあるシールの劣化も見つかりました。

シールの補修は、足場が必要になる工事のひとつです。
そのため、塗装工事とあわせて行うことで、
足場をもう一度組む必要がなくなり、余計な費用や手間を防ぐことができます。

この記事では、

・なぜシールを打ち替える必要があるのか
・劣化を放置するとどうなるのか

についてご紹介します。


シールとは?

シールとは、外壁材のつなぎ目やサッシ周りの隙間を埋める
ゴム状の防水材のことです。

シーリングという言葉の方が聞きなじみがある方が
多いかもしれません。

主な役割は次の通りです。

  • 雨水の侵入を防ぐ
  • 外壁材同士の隙間を埋める
  • 建物の動きに対応するクッションの役割

重量鉄骨造の建物は、温度変化や風、地震などの影響などでわずかに動きます。
シールはその動きによって生じる外壁の隙間の変化を吸収する役割があります。


シールが劣化する原因

シールはゴムのような素材のため、年月とともに劣化していきます。

主な原因は次の通りです。

紫外線
日光の影響で硬くなり、ひび割れが起きます。

温度変化
伸び縮みを繰り返すことで劣化が進みます。

経年劣化
一般的に10年前後で性能が低下するといわれています。

劣化が進むと

  • ひび割れ
  • 細くなって隙間ができる(肉やせ)
  • 外壁からの剥がれ

などの症状が現れます。


シールを直さないとどうなる?

シールの劣化を放置すると、建物にさまざまな影響が出る可能性があります。

★雨水が侵入しやすくなる

シールが切れてしまうと、外壁の隙間から雨水が入りやすくなります。

★外壁の劣化が進む

水分が入り込むことで、塗装の劣化や外壁材の傷みが進むことがあります。

★内部のサビや漏水の原因になる

重量鉄骨造の場合、内部に水が回ると
鉄骨部分のサビや漏水トラブルにつながる可能性もあります。


重量鉄骨造では大切なメンテナンス

重量鉄骨造の建物では、外壁のつなぎ目やサッシまわりなど、
部材同士の接合部分が多く存在します。

これらの部分は、雨水の侵入を防ぐためにシールに頼っている箇所でもあります。

また、鉄骨造の建物は温度変化や風の影響などでわずかに動くため、
その動きによってシールには伸び縮みの負荷がかかりやすい特徴があります。

そのため、シールの劣化を放置すると防水性能が低下し、
建物内部への水の侵入につながる可能性があります。

このような理由から、重量鉄骨造の建物では
シールのメンテナンスは特に重要な項目のひとつです。


塗装できるシール材(変成シリコン)を使用

今回のシール打ち替えでは、変成シリコン紫外線に強く、変色・汚染・ひび割れ・変形などが起りにくいシーリング材)を使用しています。

変成シリコンは、上から塗装が可能な材料のため、
打ち替え後に外壁とあわせて塗装することで、紫外線や雨風からシールを保護することができます。

これにより、シールの劣化を抑え、より長持ちさせることにつながります。


まとめ

シールは普段あまり目立たない部分ですが、
建物の防水性能を支える重要な役割を担っています。

特に重量鉄骨造の建物では、部材のつなぎ目が多く、
防水の多くをシールに頼っているため、状態の良し悪しが建物全体に大きく影響します。

劣化を放置すると

  • 雨水の侵入
  • 外壁の劣化
  • サビや漏水

などの原因になることがあります。

今回のように、足場を設置したタイミングでシールの状態を確認し、
必要に応じて打ち替えを行うことで、無駄な手間や費用を抑えながら
建物を長く守ることにつながります。

大きなトラブルになる前に、
定期的な点検と早めのメンテナンスをおすすめします。(^^)/