皆様こんにちは!
今回は、
防水工法の違いをご紹介&比較していきたいと思います。
建物の屋上やベランダに使われる防水工事は、
一見同じに見えても工法によって耐久性や管理のしやすさが大きく異なります。
今回は代表的な
シート防水 → ウレタン防水 → ピュアシリコーン防水
の順で、それぞれの特徴を解説します!
■ シート防水(密着工法)の特徴

シート防水は、塩ビやゴム製の防水シートを貼り付けて施工する工法です。
メリット
・工場製品のため品質が安定している
・厚みが均一で耐久性がある
・施工スピードが比較的早い(下地の乾燥待たずに施工できる)
デメリット
・継ぎ目からの漏水リスクがある
・下地の状態に仕上がりが左右されやすい
・複雑な形状には不向き
安定した性能がある一方で、継ぎ目の処理が重要になる工法です。
■ ウレタン防水(通気緩衝工法)の特徴

ウレタン防水は、液体の防水材を塗布して防水層を形成する工法です。
メリット
・継ぎ目のない仕上がりになる
・複雑な形状にも対応しやすい
・比較的コストを抑えやすい
デメリット
・紫外線に弱く劣化しやすい
・約3〜5年ごとにトップコートが必要
・水分の影響で膨れが発生することがある(脱気筒が必要)
汎用性は高いですが、定期的なメンテナンスを前提とした工法です。
■ ピュアシリコーン防水(塗膜工法)の特徴

ピュアシリコーン防水は、弾性のあるシリコーン素材で防水層を形成する工法です。
メリット
・約20年以上の耐久性(実証データあり)
・ひび割れに追従する高い伸縮性(約400%)
・水は通さず湿気は逃がす構造で膨れにくい(脱気筒が不要)
・紫外線に強く劣化しにくい
・防水と同時に防錆効果も期待できる
デメリット
・初期コストはやや高め
長期的に見ると、メンテナンス回数を抑えやすい工法です。
■ 防水工法の選び方
防水工事は価格だけでなく、どのくらいの期間維持したいかで選ぶことが重要です。
- 品質の安定性を重視する場合はシート防水
- 初期費用を抑えたい場合はウレタン防水
- 長期的な耐久性を重視する場合はピュアシリコーン防水
■ 参考価格(150㎡目安)
【ウレタン防水】
約270万円~
【シート防水】
約310万円~
【ピュアシリコーン防水】
約330万円〜
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※工事に必要な費用を含んだ目安です
※建物の状態や仕様により変動します
※2026年2月現在の価格です(参考までに)
■ まとめ
防水工法はそれぞれに特長があり、建物の状態や目的によって最適な選択は異なります。
短期的なコストだけで選んでしまうと、将来的に補修や塗り替えの回数が増え、結果的に負担が大きくなるケースも少なくありません。
そのため、防水工事は「どれを使うか」だけでなく、「どれくらい長く持たせたいか」まで考えて選ぶことが重要です。
また、屋上やベランダの防水は普段あまり目にする機会が少なく、劣化に気づきにくい部分でもあります。
- 防水工事から年数が経っている
- 雨染みや湿気が気になる
- ひび割れや膨れが見られる
このような症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。
小さな劣化のうちに対応することで、大きな修繕を防ぎ、建物を長く安心して使い続けることにつながります。
「どの工法が合っているのか分からない」という場合でも問題ありません。
現状を確認したうえで、一緒に最適な選択を考えていきましょう。(^^)/