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「玄関のカビ」から始まった漏水調査|解体して分かった床下の異常

皆さん、こんにちは!

今回は、
築約40年の新耐震マンション1階で発生した
漏水・カビ被害の施工事例をご紹介します。

ご相談のきっかけは、
「3年ほど前から玄関天井にカビが発生している」
というものでした。

表面上は一部のカビに見えていましたが、
実際に解体調査を進めると――


解体調査で確認された状況

まずは内装を解体

調査のため、
浴室・洗面脱衣所・トイレ・キッチン・リビングダイニング・廊下玄関などを順次解体。

解体後、
各所で床下に大量の水分、黒カビ、腐食が確認されました。

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浴室周辺

浴室では、
鉄製配管にサビが発生していました。

さらに、
浴室横(靴箱裏側)では
床下から約40cmほど黒カビが発生。

地面部分にも水分が確認され、
長期間湿気が滞留していたことが分かりました。

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洗面脱衣所

施工されていたクッションフロアを剥がすと、
下地合板には広範囲の黒カビが発生。

さらに合板を撤去すると、
地面には水が溜まっている状態でした。

下地材にもカビ・腐食が進行しており、
合板裏側にも水分による劣化が確認されました。

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トイレ

トイレも同様に、
クッションフロア撤去後に黒カビを確認。

洗面脱衣所と同じく、
湿気による下地劣化が進行していました。

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キッチン

キッチンでは、
シンク撤去後に
壁と床の取り合い部分から白カビ・黒カビを確認。

壁の裏側はトイレに接しており、
周辺まで湿気の影響が広がっていました。

さらに、
石膏ボードも濡れている状態。
ボロボロと崩れます。

クッションフロア下の合板は腐食しており、
床下には水溜まりが発生していました。

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リビングダイニング

被害が最も深刻だったのが
リビングダイニングです。

フローリングを解体すると、
合板は表面まで黒ずみ、踏み抜けそうなほど腐食。

実際に、
解体中に合板が踏み抜けてしまう場面もありました。

合板は手で剥がせるほど劣化しており、
床下には大量の水が滞留。

キッチン以上に水が溜まっており、
根太にも腐食・黒カビ・白カビが発生していました。

溜まっていた水をバケツで排出すると、
床下には泥が残っていました。

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廊下・玄関

廊下から玄関にかけても、
床下には水溜まりが発生。

合板腐食や黒カビが確認され、
玄関クロス表面にも黒カビが発生していました。


漏水調査の結果

排水管の漏水調査を実施したところ、
トイレ以外の排水管は、
軽く引いただけで抜けてしまう状態でした。

本来必要な接着固定がされておらず、
モルタルのみで固定されていたことが判明。

さらに、
建物外部では
1階外壁に縦横のクラック(ひび割れ)が多数確認されました。

加えて、
エフロレッセンスも発生。

これらの隙間から
雨水が長期間侵入していた可能性が高い
状態でした。


まとめ

今回の事例では、
「玄関のカビ」という一見限定的な症状の裏で、

・床下への大量の水侵入
・排水管施工不良
・下地材の腐食
・黒カビ、白カビの広範囲発生

といった深刻な問題が進行していました。

特にマンション1階は、
地面からの湿気や漏水の影響を受けやすいケースもあります。

「少しカビがあるだけ」
と思っていても、
実際には見えない場所で被害が広がっていることも少なくありません。

気になる症状がある場合は、
早めの調査・確認が大切です!(*^^*)

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――いつものようにここで終わりかと思ったら、
実はこちらの物件の施工レポ、まだ続きます!!😀

次回、コンクリートの爆裂!!について!