皆さん、こんにちは!
今回は、
屋上防水改修工事の施工事例をご紹介します。
本物件では、当初ご提案していた工法と
最終的に採用された工法が異なるケースとなりました。
なぜ変更になったのか——
現場調査で見えてきた「本当の課題」とあわせて解説します!
■ ご提案内容(施工前の判断)
事前の調査段階では、
・既存シート防水の経年劣化
・依頼主様が「そろそろかな」とご検討されていたタイミングであったこと
という状況から、
「EVA系シート防水(密着工法)」をご提案していました。
今回の建物は、過去にもシート防水が施工されており、
その実績を踏まえたご提案です。
また依頼主様から、
・地震時の動きに対してよれにくい工法がよい
・これまでと同様の仕様で安心感を持ちたい
といったご希望があり、その意向に沿う形で選定しました。
シート防水は、
・公共工事でも採用される信頼性
・膨れや剥離のリスクが低い
・耐久性と価格のバランスが良い
といった特徴もあり、ご要望と建物条件の両面から判断しています!
■ 施工前の状態と撤去後に判明した問題
しかし、実際に工事に入ると
事前調査では見えなかった状態が確認されました。
今回の屋上は、
・過去に他社様で防水工事が実施されている
・既存シート防水の上に、さらにシートが重ねられている
シート防水が2層になっている状態でした。
一見すると問題がなさそうに見える状態でしたが、
実際に既存防水を撤去したところ――


下地に複数の亀裂が確認されました。
表面では分かりませんでしたが、
内部では劣化が進行している状態でした。
このまま上から新しい防水を施工した場合、
将来的な雨漏りにつながるリスクが高い状態です。
特に、
・亀裂の再発
・防水層の膨れ
といった不具合が起こることで、
防水性能の低下を招く可能性があります。
■ 施工方針の見直しと最終採用工法
今回の調査結果を踏まえ、
・既存防水の全面撤去
・下地の亀裂補修
を行ったうえで、
防水工法を再検討しご依頼主様とご相談。
その結果、採用されたのは
「ピュア弾性シリコーン防水工法」です。
■ なぜこの判断になったのか
今回の最大のポイントは、
『下地の状態にどう対応するか』
確認された亀裂は、
今後の建物の動きによって再発する可能性があります。
そのため、
・亀裂に追従できる柔軟性
・膨れリスクを抑えられる構造
・長期的に安定する耐久性
を重視し、
下地のリスクをカバーできる工法として
ピュアシリコーン防水を選定しています。
■ この事例から分かること
今回のように、
提案時のご提案=シート防水
↓
現場確認後のご提案=ピュアシリコーン防水
へと変わるケースは珍しくありません。
防水工事は、
・見た目だけでは判断できない
・めくって初めて分かる問題がある
・状況に応じて工法を選び直すことが重要
な工事です。
■ 防水工法の違いについて
今回登場した
・シート防水
・ウレタン防水
・ピュアシリコーン防水
それぞれの違いについては、
別記事で詳しく解説しています↓↓↓
■ 写真で見る実際の施工の様子



■ まとめ
今回の工事では、
・既存防水は2層施工されていた
・撤去後に下地の亀裂が発覚
・下地補修を行った上で工法を再選定
という流れを経て、
最終的にピュアシリコーン防水を採用しました。
屋上防水で大切なのは、
「今の状態に合った工法を選ぶこと」です!
状況に応じたご提案を行っておりますので、
屋上防水でお悩みの方はお気軽にご相談ください。(*^^*)